ちんぷんかんぷんの由来

そもそもなんでブログの名前が「ちんぷんかんぷん」なのかというお話。

中国に来たら、誰もが一度は中国語が聞き取れなくて困った経験があると思う。

そんな時に相手から「あ、理解できてないね」「わかってないね?」という意味合いで「聴不懂(ティンブートン)」と言われることがある。言われる機会がありすぎてすぐ覚えられてしまうのは語学学習者にとっては悔しいところ。

この「聴不懂」、中国語が分からない人にとっては音を聞いても何を言われているか見当もつかないが、漢字がわかると意味が理解しやすい。

「聴」はそのまま「聞く」の意味。「不懂」は「懂」が中国語では「わかる、知る」という意味となるため、否定の不がつくと「わからない」になり、「聴不懂」=聞いて分からない となる。

これは「聴」を違う漢字に入れ替えても成り立つ。中国語で「見る」は「看」を使う。なので「看不懂(カンブートン)」=見てわからない という意味になるし、逆に「聴懂」=聞いて分かる 「看懂」=見てわかる となる。

勘が鋭い人はもう「ちんぷんかんぷん」となんのつながりがあるのかわかるかもしれない。

そう、諸説あるそうだが、「ちんぷんかんぷん」の語源はこの「聴不懂,看不懂」からきているといわれている。

つまり「聴不懂 看不懂(ティンブートンカンブートン)」=見ても聞いてもわからない の音がどんな方法かで海を越えて日本に渡り「ちんぷんかんぷん」となったというわけ。

面白くないですか?笑

私はこれを夫から聞いたとき、とても感動したし、中国語への興味が更にぐんと湧きました。同じ漢字を使う国同士、なにかとつながりがあって発見するたびにわくわくします。

余談ですが、中国で出会った関西人の友人は、この「聴不懂(ティンブートン)」をなぜかずっと「ティンカーベル」と聞き取っていました。笑  

硬いパン

深圳に来てからというもの、ずっと硬いパンを探しています。

硬いパンを探すなんて、ちょっと変だけど、深圳に住んだら分かる。

深圳にはなかなか硬いパンがない!

東京に住んでいた時には何の気なしに食べられていた、噛んでいくうちに小麦の味がじゅわーと口いっぱいに広がるハード系パン。まだまだ中国では発展途中。いわゆる食パンみたいなふわふわなパンが人気らしく、売っているパンのほとんどはソフト系。なので甘いデニッシュ系や、調理パンには困らないし、むしろ日本より種類が豊富でこれはこれで楽しい。

今でこそ何軒か硬めのパンを売っているお店は見つけられたが、最初はどんな人気のパン屋さんに行っても満足いくものに出会えずやきもきしていた。

新しいお店を見つけるたびに、入って硬そうなパンを見つけるとひたすら試していたな。

硬そうに見えても、十分じゃないものがほとんどで、家に帰って食べてがっかりということも多々。

硬いパンを代表するのがフランスパン。もう、外の表皮は鋭ければ鋭いほどいいんです。大げさに言うと、口の中をケガするくらい。これについては深圳在住のギリシャ人とも意見が一致した。笑

でも、上海に行ったら東京と同じくらいおいしいパン屋さんが多かったから、これからきっとどんどん増えていくんだろう。楽しみ。

現時点での私的ハード系もソフト系も両方おいしいパン屋さんリストin深圳 ↓

・罗湖区 2号线黄贝岭 清平面包店

・福田区 cocoPARK FACINO

・南山区 万象城 FACINO

FACINOは上海からはじまったお店みたい。クランベリーとチーズのパンやソーセージフランスパン(朝ごはんにピッタリ)、塩パンもおいしい。

清平は、あるワインバーで出てきたフランスパンが感動的においしくてお店の人に聞いて知ったパン屋さん。個人のパン屋さんだけど、種類も豊富。天然酵母を使っていて、まさしく小麦の味がするパンばかり。フランスパンもだが、小豆とチーズのスティック状のハードパンがお気に入り。ベーグルもおいしい。

深圳大学 夏季コース

中国で生活を始めて2か月たったころ、やっと語学学校が始まった。

地元の深圳大学が開校してくれている夏休みの4週間のコース。本当は4月に来てすぐ再始動したかったけれど、春季コースには途中参加が認められず、あきらめて夏季コースがはじまるまでは自己学習をしていた。

平日の午前中だけ通学し、月~木は中国語を、金曜日は中国文化を学ぶというもの。

募集時は入門(Bigginer)、初級(Elementary)、中級(Intermediate)での組み分けだったが、結果的に初級を選択した生徒が少なく、入門と中級のみの開校に。

わたしはもちろん入門に入学し、合計10名のクラスでスタート。日本人はクラスの半分だったかな。

中国語の授業は一応、文法と会話のふたつの授業に分かれてはいたが、習う内容はほとんど同じで同じ日に内容が被ることもしばしば。

教科書を買わされたのにそちらはほとんど使わず、先生が毎日プリントを配ってくれた。

授業内容は発音や漢字の書き方などの超基礎は行わず、一人称や三人称から、簡単な単語や短文をひたすらリピートしたり、クラスメートと簡単な質疑応答をしあうといった感じだった。

それでも毎日同じ単語を聞いて、話すことはとても効果があったし、お店で注文を頼むくらい・人に自分の名前や出身をいうくらいのことができるようになった。

中国文化体験は、中国茶にはじまり、筆と墨汁を使った絵画、書道を体験(最終週は修了式典)。

それぞれ担当の先生は違い、英語もまじえながら説明してくれた。

授業後は、クラスメイトと学食を食べたり、寄り道したり。

ここで出会えた日本人のクラスメイトは、やっぱり同じ方向を向いて目標をたてていたりと考えが似ていることもあり、尊敬できてすぐ仲良くなれました。

あとはやっぱり、下のクラスはみんなが中国語を全く話せないため、先生も英語を使うことが多かったし、外国のクラスメートとの会話も英語が基本。

基本的な英会話は留学経験からできたため、留学の機会をくれた親に改めて感謝。

4か月の秋期コースが始まる前に、中国語学習を再開し、深圳大学を軽く知って、良いウォーミングアップになったなという印象でした。

なにより、朝起きてやることがあって、人とのかかわりが生まれることの幸せたるや。

ちなみに4週間で3600元でした。

初投稿 お天気

ブログを開設してから早4か月。やっと初投稿。まあ、半年たっていないから良しとしよう

そんなこんなで中国、深圳での生活と旅行先でのあれこれを綴っていきたい。

初投稿にふさわしいネタってなんだろうと考えて、浮かんだのが「天気」。

はじめに、深圳の緯度は北緯22度。日本だと沖縄の那覇が北緯26度なので、沖縄よりさらに南ということになる。(ちなみに東京は北緯35度)

(上海でさえ鹿児島の緯度だからびっくり。)

亜熱帯気候で一年中温暖な気候なのがいいところ。平均気温は20度くらい。

雨季は5月から11月でその間はほんとにジメジメ、湿度90%くらいが毎日で雨が降らない日はないし、日が出ると日差しが強くて痛いから晴雨兼用傘の携帯が必須。そして自宅には除湿器が必須。(我が家のものは約5Lと巨大。毎日フル稼働)

乾季は乾季で、雨季の頃からは信じられないほど乾燥する(湿度60%くらい?)。なので保湿必須。雨季の頃と足して二で割ってほしいと心から思った。けど、温暖だからとにかく過ごしやすい。寒がりの私には本当にそこがいいところ。

一応こちらで使っている天気アプリを紹介すると「天気通」というもの。

このアプリのいいところは、雨が降ったときに現在地の雨があとどれくらいで止むのかをしらせてくれるところ。わりと当たるので使えます。

そんなこんなで、2月中旬もう既に最高気温29度、湿度83%の深圳。夏大好きな私には天国です。