ちんぷんかんぷんの由来

そもそもなんでブログの名前が「ちんぷんかんぷん」なのかというお話。

中国に来たら、誰もが一度は中国語が聞き取れなくて困った経験があると思う。

そんな時に相手から「あ、理解できてないね」「わかってないね?」という意味合いで「聴不懂(ティンブートン)」と言われることがある。言われる機会がありすぎてすぐ覚えられてしまうのは語学学習者にとっては悔しいところ。

この「聴不懂」、中国語が分からない人にとっては音を聞いても何を言われているか見当もつかないが、漢字がわかると意味が理解しやすい。

「聴」はそのまま「聞く」の意味。「不懂」は「懂」が中国語では「わかる、知る」という意味となるため、否定の不がつくと「わからない」になり、「聴不懂」=聞いて分からない となる。

これは「聴」を違う漢字に入れ替えても成り立つ。中国語で「見る」は「看」を使う。なので「看不懂(カンブートン)」=見てわからない という意味になるし、逆に「聴懂」=聞いて分かる 「看懂」=見てわかる となる。

勘が鋭い人はもう「ちんぷんかんぷん」となんのつながりがあるのかわかるかもしれない。

そう、諸説あるそうだが、「ちんぷんかんぷん」の語源はこの「聴不懂,看不懂」からきているといわれている。

つまり「聴不懂 看不懂(ティンブートンカンブートン)」=見ても聞いてもわからない の音がどんな方法かで海を越えて日本に渡り「ちんぷんかんぷん」となったというわけ。

面白くないですか?笑

私はこれを夫から聞いたとき、とても感動したし、中国語への興味が更にぐんと湧きました。同じ漢字を使う国同士、なにかとつながりがあって発見するたびにわくわくします。

余談ですが、中国で出会った関西人の友人は、この「聴不懂(ティンブートン)」をなぜかずっと「ティンカーベル」と聞き取っていました。笑  

中国国内旅行 旅のスタイルとTips

深圳に来てから約1年間、ありがたいことに国内海外ありとあらゆる場所へ旅行へ行った。

香港にはじまり、マカオ、広州、成都、潮州、厦門、上海、哈爾浜、大同、太原

長沙、張家界、昆明、麗江、香格里拉、杭州、南昌、景徳鎮、九塞溝

実に国内だと香港マカオを含めたら19か所。

旅行に出る理由は、旅行が大好きなのもあるが、深圳でやることがないから。笑

半年ほど深圳で生活すれば、週末に要所要所にでかけるだけで深圳内の行くところはほとんど網羅できてしまうのが歴史浅き深圳。それもまた住みやすさの一つではあるのだけれど。

せっかく沢山旅行してきているので、さかのぼりつつ旅行の記録を残しておこうと思うがその前に。自分の旅行スタイルと、この一年で培った中国国内旅行Tipsを記していこうと思う。

   旅行スタイル   

  • 体力勝負型

現地にできるだけ長く滞在するために、週末で行く場合は金夜に出発して現地を土曜の朝から行動開始。先日は金夜発で土曜朝に北京に着く夜行列車で旅をしてみたりもした。ホテルでゆったりすることはほとんどなく、旅行中は移動と観光に徹する。(たまに良いカフェがあれば少し休憩したり)

  • ローカル飯をとことん攻める

とにかくおいしいものには目がない。夫が筋金入りのフーディーなため、事前に特産や名物料理を大衆点評で下調べしといてくれることがほとんど。試してみておいしければ三食同じ食べ物を別の店に行って食べ比べることも。中国のご飯は各地で全く異なるので本当に面白い。

  • 宿は水回りがきれいであればOK

高級ホテルに泊まることはほぼなく、三ツ星くらいで清潔感のあるホテルや民宿を選択。シートリップで「外賓适用(外国人宿泊可能)」に条件を絞り、地図を開いて中心地付近のアクセスのいい場所から絞り込む。あとは口コミで清潔感や騒音状況を把握して決める。中国の宿はシャワーに問題あることが多い印象、お湯の調整が難しかったり水圧が弱かったり。ところどころが汚いのはもう慣れてきます。笑

  • 複数人で旅行

夫婦ふたりで旅行することもあれば、友達と行くことも。最近はふたりよりも周りの友人に声をかけて4人~6人で行くことが多い。中国はご飯が大皿で出てみんなでシェアするスタイルが多いのでこのくらいの人数で行くと色々なものが食べられるし、なにより楽しい。香格里拉や新疆などの広大な土地の場合、ツアーに参加したり移動に車をハイヤーすることがあるため、その場合も人数がいたほうが金額を割れるためコスパも〇。

   Tips   

  • 必ず運動靴、ソールは厚いものがおすすめ

中国ではまだまだ、大都市上海や北京でも一本路地に入ると地面がガタガタだったりする。また、その影響で雨が降ったときにあちこちに水たまりができる。市場やトイレの地面は決してきれいとは言えず(というかかなり汚い)水浸しのことが多く、そういったところを歩くことを考えてもソールが厚い歩きやすい靴を選択することは鉄則。ちなみに私の旅行時のGoToスニーカーは、Onのトレッキングシューズ。偶然にも、旅行に一緒に行った日本人の友達も愛用していて人気のスニーカー。

  • キャリーケースよりもバックパック

前の項目にもつながるが、中国は地面が整っていないことが多々。キャリーケースを転がすのも一苦労。なので旅行時の私はリュックサックまたはバックパック一択。週末旅のときはグレゴリーのデイパック(26L)を愛用。四泊を超えてきたあたりから、ノースフェイスのバックパックウラノス(45L)を使用。それから、中国に来てから購入したユニクロの餃子バッグは革命的に使いやすい、手放せません。

  • パジャマ

必須の持ち物は沢山あるが中でも大事だと思うのがパジャマ。どんな旅行にもパジャマは必須。ありとあらゆるベッドで寝てきたが、パジャマがあると睡眠の質もある程度保たれる気がする。ちなみに中国のホテルも、高級ホテルでなければバスローブはおいていない。私は、中国行が決まったときに親友たちからいただいたテネリータの長袖コットンパジャマを愛用。

  • パスポートケース

中国の生活上、パスポートはなくてはならないもの。旅行時は特に、鉄道に乗る時も観光地に入る時もパスポートのチェックが行われる。一日に何回も登場するパスポート、使うたびにどんどんくたびれていきます。バッグから出し入れするだけでも角があたってめくれていくのでケースは必須。ケースがあったおかけで水濡れから守られた場面も何度かある。ちなみにパスポート番号は使う場面が多すぎて普通に生活していれば自然と記憶されていきます。

こんなかんじで、ひとまず終わり。旅行のスタイルは人それぞれだと思うので似ている人には参考になる情報を提供できるのではと思う。

読んでくださりありがとうございます。