硬いパン

深圳に来てからというもの、ずっと硬いパンを探しています。

硬いパンを探すなんて、ちょっと変だけど、深圳に住んだら分かる。

深圳にはなかなか硬いパンがない!

東京に住んでいた時には何の気なしに食べられていた、噛んでいくうちに小麦の味がじゅわーと口いっぱいに広がるハード系パン。まだまだ中国では発展途中。いわゆる食パンみたいなふわふわなパンが人気らしく、売っているパンのほとんどはソフト系。なので甘いデニッシュ系や、調理パンには困らないし、むしろ日本より種類が豊富でこれはこれで楽しい。

今でこそ何軒か硬めのパンを売っているお店は見つけられたが、最初はどんな人気のパン屋さんに行っても満足いくものに出会えずやきもきしていた。

新しいお店を見つけるたびに、入って硬そうなパンを見つけるとひたすら試していたな。

硬そうに見えても、十分じゃないものがほとんどで、家に帰って食べてがっかりということも多々。

硬いパンを代表するのがフランスパン。もう、外の表皮は鋭ければ鋭いほどいいんです。大げさに言うと、口の中をケガするくらい。これについては深圳在住のギリシャ人とも意見が一致した。笑

でも、上海に行ったら東京と同じくらいおいしいパン屋さんが多かったから、これからきっとどんどん増えていくんだろう。楽しみ。

現時点での私的ハード系もソフト系も両方おいしいパン屋さんリストin深圳 ↓

・罗湖区 2号线黄贝岭 清平面包店

・福田区 cocoPARK FACINO

・南山区 万象城 FACINO

FACINOは上海からはじまったお店みたい。クランベリーとチーズのパンやソーセージフランスパン(朝ごはんにピッタリ)、塩パンもおいしい。

清平は、あるワインバーで出てきたフランスパンが感動的においしくてお店の人に聞いて知ったパン屋さん。個人のパン屋さんだけど、種類も豊富。天然酵母を使っていて、まさしく小麦の味がするパンばかり。フランスパンもだが、小豆とチーズのスティック状のハードパンがお気に入り。ベーグルもおいしい。

深圳大学 夏季コース

中国で生活を始めて2か月たったころ、やっと語学学校が始まった。

地元の深圳大学が開校してくれている夏休みの4週間のコース。本当は4月に来てすぐ再始動したかったけれど、春季コースには途中参加が認められず、あきらめて夏季コースがはじまるまでは自己学習をしていた。

平日の午前中だけ通学し、月~木は中国語を、金曜日は中国文化を学ぶというもの。

募集時は入門(Bigginer)、初級(Elementary)、中級(Intermediate)での組み分けだったが、結果的に初級を選択した生徒が少なく、入門と中級のみの開校に。

わたしはもちろん入門に入学し、合計10名のクラスでスタート。日本人はクラスの半分だったかな。

中国語の授業は一応、文法と会話のふたつの授業に分かれてはいたが、習う内容はほとんど同じで同じ日に内容が被ることもしばしば。

教科書を買わされたのにそちらはほとんど使わず、先生が毎日プリントを配ってくれた。

授業内容は発音や漢字の書き方などの超基礎は行わず、一人称や三人称から、簡単な単語や短文をひたすらリピートしたり、クラスメートと簡単な質疑応答をしあうといった感じだった。

それでも毎日同じ単語を聞いて、話すことはとても効果があったし、お店で注文を頼むくらい・人に自分の名前や出身をいうくらいのことができるようになった。

中国文化体験は、中国茶にはじまり、筆と墨汁を使った絵画、書道を体験(最終週は修了式典)。

それぞれ担当の先生は違い、英語もまじえながら説明してくれた。

授業後は、クラスメイトと学食を食べたり、寄り道したり。

ここで出会えた日本人のクラスメイトは、やっぱり同じ方向を向いて目標をたてていたりと考えが似ていることもあり、尊敬できてすぐ仲良くなれました。

あとはやっぱり、下のクラスはみんなが中国語を全く話せないため、先生も英語を使うことが多かったし、外国のクラスメートとの会話も英語が基本。

基本的な英会話は留学経験からできたため、留学の機会をくれた親に改めて感謝。

4か月の秋期コースが始まる前に、中国語学習を再開し、深圳大学を軽く知って、良いウォーミングアップになったなという印象でした。

なにより、朝起きてやることがあって、人とのかかわりが生まれることの幸せたるや。

ちなみに4週間で3600元でした。