国慶節旅行の概要

旅行記録をいつのものから書こうかと迷ったが、記憶がフレッシュなうちに最近のものから書いていくことにします。

10月1日の建国記念日にあたる中国の国慶節は、春節(お正月)にならぶ大型連休。

合計7日間の連休だが、夫が有休をとってくれたため私たちは10日間の連休。

元々メインは新疆ウイグル自治区への旅行だったが、連休のため深圳から新疆への飛行機がとても高く、ほかの都市を挟んで旅行することに。

結果以下のような旅程となりました↓

旅行スケジュール

9/28(土) 朝、西安へ出発  西安観光

9/29(日) 西安観光

9/30(月) 朝の便で新疆の首都、ウルムチへ  ウルムチ観光

10/1(火) ウルムチ観光  夜、車でトルファンへ移動

10/2(水) トルファン観光  寝台列車でクチャへ移動

10/3(木) クチャ観光  寝台列車でカシュガルへ移動

10/4(金) カシュガル観光  車でカラクリ湖

10/5(土) カシュガル観光  夕方の便で成都へ移動

10/6(日) 成都観光

10/7(月) 成都観光 夜の便で香港へ、タクシーで深圳帰宅。

最後、なぜわざわざ香港に飛んでから帰宅したかというと、中国国内便が本当にしょっちゅう遅れるから。ここ数か月で3-4回帰りの便が数時間遅れることを経験したためもうこりごり。香港ゆきにすることで国内線ではなく国際線扱いとなるため遅れる確率がぐんと下がる。

ちなみにはじめの西安2日間は夫婦二人で。新疆からは友人と合流して楽しみました。

そんなわけで、こんな旅程、10日間合計6都市の大型旅行の紹介から始めたいと思います。

私たちと同じように、駐在中に国内旅行を考えている方の参考になればうれしいです。

ちんぷんかんぷんの由来

そもそもなんでブログの名前が「ちんぷんかんぷん」なのかというお話。

中国に来たら、誰もが一度は中国語が聞き取れなくて困った経験があると思う。

そんな時に相手から「あ、理解できてないね」「わかってないね?」という意味合いで「聴不懂(ティンブートン)」と言われることがある。言われる機会がありすぎてすぐ覚えられてしまうのは語学学習者にとっては悔しいところ。

この「聴不懂」、中国語が分からない人にとっては音を聞いても何を言われているか見当もつかないが、漢字がわかると意味が理解しやすい。

「聴」はそのまま「聞く」の意味。「不懂」は「懂」が中国語では「わかる、知る」という意味となるため、否定の不がつくと「わからない」になり、「聴不懂」=聞いて分からない となる。

これは「聴」を違う漢字に入れ替えても成り立つ。中国語で「見る」は「看」を使う。なので「看不懂(カンブートン)」=見てわからない という意味になるし、逆に「聴懂」=聞いて分かる 「看懂」=見てわかる となる。

勘が鋭い人はもう「ちんぷんかんぷん」となんのつながりがあるのかわかるかもしれない。

そう、諸説あるそうだが、「ちんぷんかんぷん」の語源はこの「聴不懂,看不懂」からきているといわれている。

つまり「聴不懂 看不懂(ティンブートンカンブートン)」=見ても聞いてもわからない の音がどんな方法かで海を越えて日本に渡り「ちんぷんかんぷん」となったというわけ。

面白くないですか?笑

私はこれを夫から聞いたとき、とても感動したし、中国語への興味が更にぐんと湧きました。同じ漢字を使う国同士、なにかとつながりがあって発見するたびにわくわくします。

余談ですが、中国で出会った関西人の友人は、この「聴不懂(ティンブートン)」をなぜかずっと「ティンカーベル」と聞き取っていました。笑  

中国国内旅行 旅のスタイルとTips

深圳に来てから約1年間、ありがたいことに国内海外ありとあらゆる場所へ旅行へ行った。

香港にはじまり、マカオ、広州、成都、潮州、厦門、上海、哈爾浜、大同、太原

長沙、張家界、昆明、麗江、香格里拉、杭州、南昌、景徳鎮、九塞溝

実に国内だと香港マカオを含めたら19か所。

旅行に出る理由は、旅行が大好きなのもあるが、深圳でやることがないから。笑

半年ほど深圳で生活すれば、週末に要所要所にでかけるだけで深圳内の行くところはほとんど網羅できてしまうのが歴史浅き深圳。それもまた住みやすさの一つではあるのだけれど。

せっかく沢山旅行してきているので、さかのぼりつつ旅行の記録を残しておこうと思うがその前に。自分の旅行スタイルと、この一年で培った中国国内旅行Tipsを記していこうと思う。

   旅行スタイル   

  • 体力勝負型

現地にできるだけ長く滞在するために、週末で行く場合は金夜に出発して現地を土曜の朝から行動開始。先日は金夜発で土曜朝に北京に着く夜行列車で旅をしてみたりもした。ホテルでゆったりすることはほとんどなく、旅行中は移動と観光に徹する。(たまに良いカフェがあれば少し休憩したり)

  • ローカル飯をとことん攻める

とにかくおいしいものには目がない。夫が筋金入りのフーディーなため、事前に特産や名物料理を大衆点評で下調べしといてくれることがほとんど。試してみておいしければ三食同じ食べ物を別の店に行って食べ比べることも。中国のご飯は各地で全く異なるので本当に面白い。

  • 宿は水回りがきれいであればOK

高級ホテルに泊まることはほぼなく、三ツ星くらいで清潔感のあるホテルや民宿を選択。シートリップで「外賓适用(外国人宿泊可能)」に条件を絞り、地図を開いて中心地付近のアクセスのいい場所から絞り込む。あとは口コミで清潔感や騒音状況を把握して決める。中国の宿はシャワーに問題あることが多い印象、お湯の調整が難しかったり水圧が弱かったり。ところどころが汚いのはもう慣れてきます。笑

  • 複数人で旅行

夫婦ふたりで旅行することもあれば、友達と行くことも。最近はふたりよりも周りの友人に声をかけて4人~6人で行くことが多い。中国はご飯が大皿で出てみんなでシェアするスタイルが多いのでこのくらいの人数で行くと色々なものが食べられるし、なにより楽しい。香格里拉や新疆などの広大な土地の場合、ツアーに参加したり移動に車をハイヤーすることがあるため、その場合も人数がいたほうが金額を割れるためコスパも〇。

   Tips   

  • 必ず運動靴、ソールは厚いものがおすすめ

中国ではまだまだ、大都市上海や北京でも一本路地に入ると地面がガタガタだったりする。また、その影響で雨が降ったときにあちこちに水たまりができる。市場やトイレの地面は決してきれいとは言えず(というかかなり汚い)水浸しのことが多く、そういったところを歩くことを考えてもソールが厚い歩きやすい靴を選択することは鉄則。ちなみに私の旅行時のGoToスニーカーは、Onのトレッキングシューズ。偶然にも、旅行に一緒に行った日本人の友達も愛用していて人気のスニーカー。

  • キャリーケースよりもバックパック

前の項目にもつながるが、中国は地面が整っていないことが多々。キャリーケースを転がすのも一苦労。なので旅行時の私はリュックサックまたはバックパック一択。週末旅のときはグレゴリーのデイパック(26L)を愛用。四泊を超えてきたあたりから、ノースフェイスのバックパックウラノス(45L)を使用。それから、中国に来てから購入したユニクロの餃子バッグは革命的に使いやすい、手放せません。

  • パジャマ

必須の持ち物は沢山あるが中でも大事だと思うのがパジャマ。どんな旅行にもパジャマは必須。ありとあらゆるベッドで寝てきたが、パジャマがあると睡眠の質もある程度保たれる気がする。ちなみに中国のホテルも、高級ホテルでなければバスローブはおいていない。私は、中国行が決まったときに親友たちからいただいたテネリータの長袖コットンパジャマを愛用。

  • パスポートケース

中国の生活上、パスポートはなくてはならないもの。旅行時は特に、鉄道に乗る時も観光地に入る時もパスポートのチェックが行われる。一日に何回も登場するパスポート、使うたびにどんどんくたびれていきます。バッグから出し入れするだけでも角があたってめくれていくのでケースは必須。ケースがあったおかけで水濡れから守られた場面も何度かある。ちなみにパスポート番号は使う場面が多すぎて普通に生活していれば自然と記憶されていきます。

こんなかんじで、ひとまず終わり。旅行のスタイルは人それぞれだと思うので似ている人には参考になる情報を提供できるのではと思う。

読んでくださりありがとうございます。

硬いパン

深圳に来てからというもの、ずっと硬いパンを探しています。

硬いパンを探すなんて、ちょっと変だけど、深圳に住んだら分かる。

深圳にはなかなか硬いパンがない!

東京に住んでいた時には何の気なしに食べられていた、噛んでいくうちに小麦の味がじゅわーと口いっぱいに広がるハード系パン。まだまだ中国では発展途中。いわゆる食パンみたいなふわふわなパンが人気らしく、売っているパンのほとんどはソフト系。なので甘いデニッシュ系や、調理パンには困らないし、むしろ日本より種類が豊富でこれはこれで楽しい。

今でこそ何軒か硬めのパンを売っているお店は見つけられたが、最初はどんな人気のパン屋さんに行っても満足いくものに出会えずやきもきしていた。

新しいお店を見つけるたびに、入って硬そうなパンを見つけるとひたすら試していたな。

硬そうに見えても、十分じゃないものがほとんどで、家に帰って食べてがっかりということも多々。

硬いパンを代表するのがフランスパン。もう、外の表皮は鋭ければ鋭いほどいいんです。大げさに言うと、口の中をケガするくらい。これについては深圳在住のギリシャ人とも意見が一致した。笑

でも、上海に行ったら東京と同じくらいおいしいパン屋さんが多かったから、これからきっとどんどん増えていくんだろう。楽しみ。

現時点での私的ハード系もソフト系も両方おいしいパン屋さんリストin深圳 ↓

・罗湖区 2号线黄贝岭 清平面包店

・福田区 cocoPARK FACINO

・南山区 万象城 FACINO

FACINOは上海からはじまったお店みたい。クランベリーとチーズのパンやソーセージフランスパン(朝ごはんにピッタリ)、塩パンもおいしい。

清平は、あるワインバーで出てきたフランスパンが感動的においしくてお店の人に聞いて知ったパン屋さん。個人のパン屋さんだけど、種類も豊富。天然酵母を使っていて、まさしく小麦の味がするパンばかり。フランスパンもだが、小豆とチーズのスティック状のハードパンがお気に入り。ベーグルもおいしい。

深圳大学 夏季コース

中国で生活を始めて2か月たったころ、やっと語学学校が始まった。

地元の深圳大学が開校してくれている夏休みの4週間のコース。本当は4月に来てすぐ再始動したかったけれど、春季コースには途中参加が認められず、あきらめて夏季コースがはじまるまでは自己学習をしていた。

平日の午前中だけ通学し、月~木は中国語を、金曜日は中国文化を学ぶというもの。

募集時は入門(Bigginer)、初級(Elementary)、中級(Intermediate)での組み分けだったが、結果的に初級を選択した生徒が少なく、入門と中級のみの開校に。

わたしはもちろん入門に入学し、合計10名のクラスでスタート。日本人はクラスの半分だったかな。

中国語の授業は一応、文法と会話のふたつの授業に分かれてはいたが、習う内容はほとんど同じで同じ日に内容が被ることもしばしば。

教科書を買わされたのにそちらはほとんど使わず、先生が毎日プリントを配ってくれた。

授業内容は発音や漢字の書き方などの超基礎は行わず、一人称や三人称から、簡単な単語や短文をひたすらリピートしたり、クラスメートと簡単な質疑応答をしあうといった感じだった。

それでも毎日同じ単語を聞いて、話すことはとても効果があったし、お店で注文を頼むくらい・人に自分の名前や出身をいうくらいのことができるようになった。

中国文化体験は、中国茶にはじまり、筆と墨汁を使った絵画、書道を体験(最終週は修了式典)。

それぞれ担当の先生は違い、英語もまじえながら説明してくれた。

授業後は、クラスメイトと学食を食べたり、寄り道したり。

ここで出会えた日本人のクラスメイトは、やっぱり同じ方向を向いて目標をたてていたりと考えが似ていることもあり、尊敬できてすぐ仲良くなれました。

あとはやっぱり、下のクラスはみんなが中国語を全く話せないため、先生も英語を使うことが多かったし、外国のクラスメートとの会話も英語が基本。

基本的な英会話は留学経験からできたため、留学の機会をくれた親に改めて感謝。

4か月の秋期コースが始まる前に、中国語学習を再開し、深圳大学を軽く知って、良いウォーミングアップになったなという印象でした。

なにより、朝起きてやることがあって、人とのかかわりが生まれることの幸せたるや。

ちなみに4週間で3600元でした。

初投稿 お天気

ブログを開設してから早4か月。やっと初投稿。まあ、半年たっていないから良しとしよう

そんなこんなで中国、深圳での生活と旅行先でのあれこれを綴っていきたい。

初投稿にふさわしいネタってなんだろうと考えて、浮かんだのが「天気」。

はじめに、深圳の緯度は北緯22度。日本だと沖縄の那覇が北緯26度なので、沖縄よりさらに南ということになる。(ちなみに東京は北緯35度)

(上海でさえ鹿児島の緯度だからびっくり。)

亜熱帯気候で一年中温暖な気候なのがいいところ。平均気温は20度くらい。

雨季は5月から11月でその間はほんとにジメジメ、湿度90%くらいが毎日で雨が降らない日はないし、日が出ると日差しが強くて痛いから晴雨兼用傘の携帯が必須。そして自宅には除湿器が必須。(我が家のものは約5Lと巨大。毎日フル稼働)

乾季は乾季で、雨季の頃からは信じられないほど乾燥する(湿度60%くらい?)。なので保湿必須。雨季の頃と足して二で割ってほしいと心から思った。けど、温暖だからとにかく過ごしやすい。寒がりの私には本当にそこがいいところ。

一応こちらで使っている天気アプリを紹介すると「天気通」というもの。

このアプリのいいところは、雨が降ったときに現在地の雨があとどれくらいで止むのかをしらせてくれるところ。わりと当たるので使えます。

そんなこんなで、2月中旬もう既に最高気温29度、湿度83%の深圳。夏大好きな私には天国です。